2016/09/20
静岡県議会9月定例会が20日開会した。川勝平太知事は県政の諸課題に対する所信表明で、県立大(静岡市駿河区)と静岡文化芸術大(浜松市中区)が観光に関する学科の設置を検討していることを明らかにし、「今後、県としても取り組みを支援していく」と述べて観光産業をリードする人材育成を進めたい考えを示した。
これを報じた静岡新聞(9/20)によれば、観光振興は、人口減少が影を落とす地域経済の底上げを図る分野として政府が成長戦略の柱に据えている。知事は「選ばれる観光地となるためには、国際的視野を持った『観光の頭脳づくり』が急務」と意欲を述べ、同定例会に提出した9月補正予算案に、県立大に社会人向け観光基礎講座を開設する経費を盛り込んだと説明した。