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文科省が大学学部3年生（6年課程は4年生）全員を対象に、「全国学生調査」を2019年度（11～12月予定）より実施し、大学の可視化をはかる。文科省の実施資料によれば、目的は、①全国的な学生調査により、学修の主体である学生の目線から大学の教育力の発揮の実態を把握、②大学進学希望者など社会が理解しやすいよう、調査結果を原則、大学・学部ごとに公表、③調査結果を踏まえて各大学が自ら教育改善を行う、④学生の目線から大学教育の実態を把握することで、国における今後の政策立案の際のエピデンスとしても活用としている。

　学生調査の実施イメージは、「Web(スマホ等)によるアンケート調査」「調査項目は大問5問（10分程度で回答可）」「調査結果は原則、大学・学部ごとに公表し、学生にフィードバック。成果として、①高校生・保護者には、学生目線の情報を踏まえた進路選択、②学生には、大学教育改善への参画、学習意欲の促進、③国・大学には、政策や教育充実案の立案など――を期待している。

参考：http://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/05/__icsFiles/afieldfile/2019/05/29/1417489_6.pdf