2021/06/09
スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングを1日で測定する日本英語検定協会の英検S-CBTで、1次試験免除資格を利用した申し込みが8月実施分から可能になる。これまでは従来型英検だけに認めていたが、英検S-CBTにも適用し、スピーキングテストだけで受検できるようになる。
日本英語検定協会によると、1次試験免除資格は従来型英検、英検S-CBT、英検CBT、英検S-Interviewのすべての英検で取得したものを利用できる。英検S-CBTの申し込み時に申請することで、リスニング、リーディング、ライティングの各試験が免除される。1次試験免除資格の有効期限は取得の翌年の同一検定回の受検まで。申し込みが間に合えば1次試験免除資格を取得した検定回の2次試験に挑むことができる。
英検S-CBTは原則として毎週土曜日に実施されている。問題はすべてパソコン上に表示され、解答は画面上のマウスクリックや装着したヘッドセットへの録音で行う。ライティング試験はキーボードによる入力か、解答用紙への記入を選択できる。難易度や採点基準、出題内容は従来型英検と変わりない。従来型英検が2日間の試験日程なのに対し、英検S-CBTは1日ですべての試験を実施する。
日本英語検定協会は1次試験免除資格を取得したが、次回の従来型英検の日程が都合悪い人や1日も早く受検して合格したいと考えている人に利用を呼び掛けている。
参考:【日本英語検定協会】「英検S-CBT」における一次試験免除について(PDF)
大学ジャーナルオンライン:https://univ-journal.jp/98952/