2017/02/25
国公立大の二次試験(前期日程)が2月25日、始まった。これを報じた読売新聞(2/25)によれば、前期日程の志願者数は25万8922人で、志願倍率は前年度と同じ3.2倍。就職への不安から低調気味だった文系学部は、景気回復を背景に志願倍率の上昇傾向が続いている。
文科省によると、前期日程で試験を行う国公立大は163大学558学部。後期日程などを含めた二次試験全体の学部別志願倍率では、文系の「人文・社会」が5.0倍、理系の「理工」が4.4倍で、ともに前年度比0.1ポイント増。「医・歯」は5.2倍で、同0.2ポイント減となった。文科省が2015年の通知で各国立大に人文・社会科学系学部の廃止や改組を求めたこともあって、教員養成系学部で教員免許の取得を義務づけない「ゼロ免課程」などの整理統合が進んだ。