2017/07/19
世界の高校生が化学の実力を競う「第49回国際化学オリンピック」(国際化学五輪)が7月6日からタイのナコンパトムで行われ、14日に閉会式が開かれた。これを報じた高校生新聞(7/14)によれば、大会には日本から4人が参加。坂部圭哉君(愛知・海陽中等教育学校6年=高校3年相当)が2年連続で金メダルに輝いた。銀メダルを獲得したのは、海士部佑紀君(兵庫・灘高校3年)、守田脩究(しゅく)君(岡山県立岡山朝日高校3年)、柳生健成君(愛知県立岡崎高校3年)の3人。海士部君は昨年に続く2度目の銀メダル。日本代表が金メダルをとるのは4年連続。代表全員がメダルを獲得するのは14年連続。
国際化学オリンピックは、高校などに在学する20歳未満の生徒が対象。今回は、76か国・地域から297人が参加し、実験、理論の問題に挑み、参加者同士国を越えた交流も深めた。金メダルは参加者の約1割に、銀メダルは約2割に、銅メダルは約3割に与えられる。日本は2003年から毎年代表生徒4人を派遣している。