2019/12/24
群馬大学と日本電気(NEC)は12月3日、群馬県の委託を受け、本年12月10日から25日までの間、群馬大学荒牧キャンパスと渋川駅間の公道で自動運転の実証実験を行う。群馬大学のホームページによれば群馬大学 研究・産学連携推進機構 次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)とNECは共同研究契約(適応ネットワーク制御技術・先進セキュリティ・路車協調検討)を締結し、実証実験において「適応ネットワーク制御技術」の検証を実施する。
公道における自動運転では、管制センターによる車両の遠隔制御のために、複数のカメラが撮影する映像を遅延・乱れなく通信することが重要になる。無線通信は、同じ周波数を使う利用者数の増減や、車両の移動に伴う電波状況の変動により、リアルタイムに映像を伝送できず、課題となっている。今回の実験では、公道で行う実証実験として初めてNECの制御技術・映像配信技術を搭載する。
(群馬大学HP http://www.gunma-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/12/20191202press_crants_nec.pdf)